'09/03/06 インタラクション2009は無事に終了いたしました.
来年またお会いしましょう.



入賞

ベストペーパー賞



インタラクティブ発表賞 (1日目)



インタラクティブ発表賞 (2日目)


概要

 コンピュータシステムは,与えられた命令に対してバッチ処理を実行し結果を返すブラックボックスから,人間がおこなう行為に対してリアルタイムで計算結果を表示したり,人間が外在化表現をおこなったり,また人間同士のやりとりを媒介したりするメディアとして発展してきました.このような,人間と深く関わる情報技術に係る諸問題を解決するためには,人間とシステムとの間のインタラクション,また人間同士のインタラクションという観点から,問題に対峙する必要があります.
 1997年以来毎年開催されているシンポジウム「インタラクション」は,ユーザインタフェース,CSCW ,可視化,入出力デバイス,仮想/拡張現実,ユビキタスコンピューティング,ソフトウェア工学といった計算機科学,さらには認知科学,社会科学,文化人類学,メディア論,芸術といった人文科学の,研究者および実務者が一堂に会し,インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する場を提供してきました.昨年度のインタラクション2008においては659名の参加者がありました.インタラクションに関する研究の重要性および成果へのニーズは引き続き増加の途にあると言えます.
 「インタラクション2009」は,人と人,人と機械との間のインタラクションに関わる,理論,モデル,技術,応用,評価手法に関する研究を募集します.会議はキーノート,および厳正なる査読を経て選ばれる一般論文講演とインタラクティブ発表から構成されます.キーノートには,世界初のハードディスク&DVDビデオレコーダ誕生に携わり,日本のテレビ録画文化を変えた「録画神」とも呼ばれる東芝の片岡秀夫氏をお迎えし,売り上げ数百万台という製品において多様なユーザモデルをどのように理解し,機能とUIの両面から映像コンテンツとのインタラクションをいかにデザインするかという思想について講演いただく予定です.インタラクティブ発表は,実システムのデモやポスターを中心とした,発表者と参加者との双方向的なコミュニケーションを可能とする発表形態です.講演プログラム委員会によって推薦された優秀な発表論文には賞の授与および論文誌への推薦をおこないます.またインタラクティブ発表プログラム委員会によって優秀と認められたインタラクティブ発表にも賞を授与します.

 

対象分野

人と人工物,および人工物を介した人と人のインタラクションに関する研究成果一般

中高生公開セッション

〜来て,見て,触って,最先端技術〜

leaflet
 これまでシンポジウム参加者だけしか見られなかったインタラクティブセッションを、インタラクション2009では中高生のみなさんに無料公開することになりました。まだ誰も見たことのない、5年、10年後には製品として店頭に並ぶかもしれない最新・最先端の機器を直接触って体験してください。その場で、大学の先生や企業の研究者が分かりやすく説明します。研究者とはどんな人なのか、大学や企業ではどんなことをしているのかを知る絶好の機会でもあります。
 インタラクションは、中高生のみなさんの参加を、心よりお待ちしてます。


中高生公開セッション リーフレット (PDF)

 

主催

情報処理学会 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 (HCI) hci 

情報処理学会 グループウェアとネットワークサービス研究会 (GN)

情報処理学会 ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (UBI) UBI

協賛

goole