情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
ピンポイント光のプロジェクションマッピングによるモノの印象変化手法 ―魚の見かけ鮮度への影響―
著者
  • 中井 優理子(電通大)
  • 設楽 幸寛(電通大)
  • 岡崎 龍太(電通大)
  • Yem Vibol(電通大)
  • 梶本 裕之(電通大)
アブストラクト
説明画像

プロジェクションマッピングは一般的に映像を立体的構造物に対して投影することで観客の目を楽しませる技術として普及してきた.本研究では物の一部のみに対してピンポイント光を投影するさりげないプロジェクションマッピングにより,物の印象を変化させる手法を提案する.今回は提案手法の応用例のひとつである魚の目に対して揺らぐピンポイント光を投影した場合の魚の鮮度の印象への影響を調査した.実験では多くの被験者が目に投影された光のゆらぎに気づいたが,静止光を投影した場合と比較し,ゆらぐ光を投影した場合に魚の鮮度を高く評価していた.本手法は魚の目以外に,ジュエリーやぬいぐるみの目,モンブランの栗やショートケーキの苺などに応用することも可能であると期待される.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
2C60
ページ
718-722
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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