情報処理学会 インタラクション2016

本研究では，環境音を擬音語として表示することで周辺環境の認知を支援するシステムを試作する．多くの聴覚障害者は環境音の知覚が困難であるということから，日常生活において不自由を感じている．システムでは音信号のスペクトルに基づいて表示する擬音語を決定する．また，Kinectを使用して擬音語をAR表示する．しかし実際に聴覚障害者に対しての有効性を計る前段階として，システムが正確に音を表現できているかを評価する必要がある．そのため本稿ではシステムの評価実験を行った．また，評価実験では表示される擬音語の妥当性に対して高い評価が得られた．