情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
複合現実空間を利用した彫刻刀デバイスの試作
著者
  • 川越 真帆(立命館大)
  • 西岡 大樹(立命館大)
  • 鈴木 大智(立命館大)
  • 柴田 史久(立命館大)
  • 木村 朝子(立命館大)
アブストラクト
説明画像

本稿では,複合現実感 (MR) 空間において電子的に彫像制作を行うシステムを提案する.実世界での彫像制作には,概形の彫り出しから部分の造作,表面の模様の彫り込みなど多くの工程が存在するが,本研究では仮想3D物体表面に模様を彫り込む操作を対象とする.3Dプリンタの急速な技術発展にともない,ユーザが自ら3Dモデルを作成し,それを実物体として出力することが可能となった.しかし,彫像にみられるような表面の凹凸を3Dモデルに自在に施すことは容易でない.そこで,我々は彫刻刀型の入力デバイスを利用し,テクスチャのない実物体にこのデバイスを押し付け,なぞることで,その実物体に重畳描画された仮想3Dモデルに彫り跡を付ける電子彫像制作システムを構築した.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
3A11
ページ
819-820
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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