情報処理学会 インタラクション2019

文献情報

タイトル
英文閲覧時における視線と音声情報を組み合わせた対訳提示手法
著者
  • 岡田 友哉(北大)
  • 坂本 大介(北大)
  • 小野 哲雄(北大)
アブストラクト
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英語文書閲覧時にユーザへの負担が大きくならないような対訳提示手法として視線入力と音声情報を組み合わせた対訳提示手法を検討する. 具体的には, 視線をポインティングに利用し, 対訳提示のトリガーとして音声入力を用いることで, スムーズな対訳提示を目指す. 対訳提示の方法として視覚情報による提示と音声情報による提示を実装し, 既存のアイディアである視線のみを用いた対訳提示を含めた3 手法の比較評価を行なった. 評価実験の結果, 操作時間に関しては視線のみを用いた対訳提示に劣るが, ユーザビリティ評価では大きな差は確認されなかった. また, 音声を用いることの利点として, 音声入力の利用による Midas touch problemの解消や, 対訳を読み上げることで文章上に対訳を表示する必要がなく, 閲覧の妨げになりにくいといった利点が確認された.

雑誌名
インタラクション2019論文集
© 情報処理学会 2019
論文ID
3B-11
ページ
747-751
発行日
2019年2月27日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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