文献情報
| タイトル | |
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| 短時間のはみ出しを許容する条件下でのステアリングタスクのパフォーマンス検証とモデル化 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
ステアリングの法則は本来,規定された経路からはみ出さないように通過する時間を予測するモデルであり,はみ出した時点で操作ミス(エラー)だと判定されていた.しかし,ステアリングの法則の代表的な適用例である階層メニュー操作について考えると,上下に隣接するメニュー項目にはみ出してしまっても,わずかに遅れてから子メニューが展開されるため,短時間であればはみ出しが許容されている.本稿では,このように短時間(1秒未満)のはみ出しを許容する条件下でのステアリングの法則を検証する実験を行い,各遅延時間設定においてステアリングの法則が高い適合度を示すことを確認した.一方で,遅延時間を区別しない場合にはモデルが適合せず,パフォーマンスを正確に推定することが困難であった.実験では通過スピードが遅延時間に対して線形に増大していたため,これに基づいて遅延時間に関わらずパフォーマンスを推定可能な改良版モデルを提案する. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2019論文集 © 情報処理学会 2019 |
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| 論文ID | |
| INT19015 | |
| ページ | |
| 131-140 | |
| 発行日 | |
| 2019年2月27日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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