情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
DigresSignal:タスク遂行中の逸脱行動と同調心理を利用した作業復帰支援
著者
  • 山本 航平(北陸先端大)
  • 高島 健太郎(北陸先端大)
  • 西本 一志(北陸先端大)
アブストラクト
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やりたくないけれどやらなければいけないタスクを遂行する場合,タスク開始後すぐに無関係な逸脱行動をとってしまうことがしばしばある.本研究では逸脱行動の中でも近年特に多い「スマホいじり」に着目し,同調心理を利用してタスクへの復帰を支援する手段を提案する.具体的には,スマホいじりを行っている者が少数派であるという情報を,あたかも実際の状況であるかのようにスマホ上で提示するシステムDigresSignalを構築した.これにより,自分が逸脱行動を行っている少数派であると認識させて,作業に復帰させることができるのではないかと考えた.本手法の有効性を検証する実験を実施した.その結果,他者のスマホの使用割合が低いことを確認させることで,同調が生じ,逸脱の割合を減少させることが示され,作業への復帰を促進することができることが明らかになった.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
2B-23
ページ
593-596
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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