情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
注目箇所の把握を目的とした授業資料への書き込みの可視化
著者
  • 印部 太智(明星大)
  • 丸山 一貴(明星大)
アブストラクト
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教育機関へのICT機器の導入やLMSを活用する動きの中で,教員が授業の際に用いる資料(以下,授業資料)を公開し,学習者は授業資料を手元で閲覧しながら授業を受ける場面が想定される.学習者は教員が説明している授業資料が手元にある場合には,その授業資料に対して書き込みを行なう.そのため,教員が説明している際の授業資料に対する書き込みを可視化することで,説明中に学習者が着目している位置を推定することが可能になると考えた.現在までに学習者が閲覧している授業資料のページを可視化した研究はあるが,具体的に授業資料のページ中のどこに書き込んだのかを可視化した研究はない.そのため,本研究では,学習者が授業資料に対して行なった書き込みをリアルタイムに教員に可視化する手法を提案する.実験から,授業資料に対してハイライトを追加する単純なフィードバック手法では,学習者の注目箇所を授業時間外に分析することは可能であるが,リアルタイムに確認することは難しいことが判明した.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
2B-48
ページ
660-664
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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