情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
折り返し翻訳を用いた文章推敲手法の提案
著者
  • 鈴木 諒輔(はこだて未来大)
  • 角 康之(はこだて未来大)
アブストラクト
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本稿では,正しく簡潔に情報伝達を達成する文章が書けるようになるべく,大学生が文章作成を学ぶための手法を提案する.提案手法は機械翻訳システムによる折り返し翻訳を用いる.折り返し翻訳は主語と述語が明確で,短く曖昧な表現がない文章を作成する方法として有用であり,文章推敲の手段の一つとして重要であると考えられる.提案システムは,学習者による入力文に対して折り返し翻訳結果を提示する.提案システムによる文章推敲手法が効果的であるか,文章間の類似度を提示した場合としない場合で文章推敲の回数や内容に変化があるかについて検討するために実験を行った.実験結果から,類似度の提示によって文章の編集回数が増加傾向であることや文章推敲への有用性が示唆された.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
3P-82
ページ
1081-1086
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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