情報処理学会 インタラクション2020

基調講演

共感覚的インタラクションの時代に向けて
水口 哲也
エンハンス代表取締役

講演概要

XR技術が生み出す新たな体験は、インタラクション自体をより共感覚的なものに変容させていくと考えられる。その未来と可能性について考察し、論じてみたい。

プロフィール

クリエイター・ゲームデザイナー / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任教授 / シナスタジアラボ主宰 / レゾネア(株)代表 /エッジ・オブ(EDGEof)共同創業者兼CCO / Media Ambition Tokyo(MAT)理事
1965年北海道生まれ。代表作に「スペースチャンネル5」(2000)、「Rez」(2001)「ルミネス」(2004)、「Child of Eden」(2010)、RezのVR+拡張版である「Rez Infinite」(2016)、テトリスのVR+共感覚拡張版「Tetris® Effect」(2018)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(2016)、共感覚体験装置「シナスタジアX1 – 2.44」(2019)など、共感覚的な体験の拡張を目指し、創作を続けている。
2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、2002年Ars Electronicaインタラクティブアート部門Honorary Mention(以上、Rez)、2017年The Game Award最優秀VR賞(Rez Infinite)などを受賞。2006年米国プロデューサー協会(PGA)より「Digital 50」(世界のデジタル・イノベイター50人)の1人に選出。 ”共感覚”を取り入れたアプローチで、ビデオゲーム、音楽、映像、アプリケーション設計など多岐にわたる創作活動を行っている。