情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
先端伸縮型仮想物体接触デバイスExtickTouchへの水平移動に対する抵抗感提示機構の導入
著者
  • 林 佑一(立命館大)
  • 柴田 史久(立命館大)
  • 木村 朝子(立命館大)
アブストラクト
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VR (Virtual reality;人工現実感)において,表現力豊かで汎用的な触力覚を提示するデバイスの実現は重要課題である.しかし,視覚や聴覚情報に比べて,触覚情報は提示できる情報が限定されており,未だ発展途上である.我々は,仮想物体に触れた際に得られる接触感の再現を目的とし,それを実現するデバイス「ExtickTouch」の研究・開発を行ってきた.このデバイスは仮想物体に触れる際にその表面に合わせてデバイスの先端が伸縮することで,仮想物体との接触感を提示している.しかし,既開発のデバイスでは,伸縮方向と垂直な方向への力の提示が困難であるという問題があった.そこで本稿では,ExtickTouchの表現力向上を目標に,デバイスの水平方向への移動に対して抵抗を発生させるブレーキ機構を導入し.これにより仮想物体との接触時に伸縮方向に垂直な方向への接触感提示が可能となったのでこれを報告する.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
3D07
ページ
418-420
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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