情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
遠隔授業における3Dアバタと相槌の強調表現を用いた意思表示インタフェースとその検証
著者
  • 長尾 優花(立命館大)
  • 北野 圭介(立命館大)
  • 大島 登志一(立命館大)
  • 望月 茂徳(立命館大)
アブストラクト
説明画像

オンラインミーティングツールを利用した同時双方向型遠隔授業における,学生-教員間・学生間の相互作用促進のため,3Dアバタによる動作の可視化と,表情の重畳と背景色の変更による相槌の強調を行う.テキストベースの機能と比較したとき,提案インタフェースは相互作用を説明する概念である社会的存在感や,授業の満足度を向上することができるという仮説を検証する.実験として,テキストチャットやスタンプ機能,提案インタフェースを利用した模擬授業を実施し,社会的存在感と授業の満足度について質問紙調査を行った.検定結果によると,スタンプ機能と比較して,一部の項目を除き社会的存在感と授業の満足度の向上が示された.テキストチャットと提案インタフェースでは有意差はなかったが,項目平均値は提案インタフェースが一部の項目を除き上回っていた.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
4D06
ページ
534-539
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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