情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
kNODEledge: 講義中と講義後を通じて講義の再構成的な理解を支援する知識整理システム
著者
  • 諏訪 雄哉(早大)
  • 小林 哲則(早大)
  • 藤江 真也(千葉工大/早大)
アブストラクト
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講義中と講義後を通じて講義を再構成的に理解するためのシステム kNODEledge を提案する.講義を深く理解するには図式や要約によって学生自らがわかりやすい形に再構成すること(再構成的な学習)が重要だとされている.一方,学生が普段行っている学習活動(普段の学習)は教員の説明を愚直に書き留めるものであり,再構成的な学習とは差異がある.この差異を埋めるために,kNODEledge では,講義中にメモを書くことから出発して,講義後にそのメモを材料にして再構成的な理解のための図式を作成する流れを提供する.7名の被験者に kNODEledge を使用させた結果,ほとんどの被験者が現実的な時間で十分に kNODEledge を使えることが明らかとなった.また,kNODEledge を高く評価する被験者の存在を複数確認できた.kNODEledge は誰もが使用できるシステムとして近日中に公開する予定である.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
5D04
ページ
645-650
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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