情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
デジタルカメン:組込型光センサアレイを用いた近接表情認識機能をもつデジタルマスクの設計と実装
著者
  • 竹川 佳成(はこだて未来大)
  • 徳田 雄嵩(City University of Hong Kong)
  • 梅澤 章乃(はこだて未来大)
  • 鈴木 克洋(慶大)
  • 杉浦 裕太(慶大)
  • 正井 克俊(慶大)
  • 杉本 麻樹(慶大)
  • Diego Plasencia(University College London)
  • Subramanian Sriram(University College London)
  • 平田 圭二(はこだて未来大)
アブストラクト
説明画像

本論文では,実空間での対面コミュニケーションを支援するために,ユーザの顔の表情全体をアバタの表情に反映させることができる薄型のデジタルフルフェイスマスクディスプレイ「デジタルカメン」の設計と実装について述べる.カメラを用いた表情認識技術により,アバタによる顔の拡張が可能になったが,その応用は仮想空間での対面コミュニケーションに限られていた.本研究では,実空間でのアバタによる顔の拡張を可能にするために,軽量でフレキシブルなディスプレイと表情認識器を統合したデジタルカメンを提案する.顔全体に分散した40個の光センサから構成される光センサアレイを用いて表情を推定するため,カメラによる表情認識と異なり近接で表情認識できる.機械学習アルゴリズムの1つであるSVM (Support Vector Machine)を用いた10クラスの表情認識モデルを構築する.提案する表情認識モデルの平均正答率は79\%であった.被験者にデジタルカメンを装着してもらい,鏡越しにデジタルカメン上に表示されるアバタを見てもらった.装着者自身の表情に同期して変化するアバタの表情変化は,アバタ再現性やアバタの表情変化の応答性という評価指標において,カメラベースの表情認識およびその結果を表情付アバタとして生成および表示する機能をもつ従来手法(e2-Mask)と比較して同程度の結果が得られた.

雑誌名
インタラクション2022論文集
© 情報処理学会 2022
論文ID
INT22002
ページ
11-20
発行日
2022年2月21日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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