文献情報
| タイトル | |
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| 視覚障害者がスキーシミュレータを用いるための聴覚フィードバックの検討 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
視覚障害者スキーでは,視覚障害者を声で誘導する晴眼者が不可欠であるためトレーニングの機会は限られており,スキー技術向上が困難であった.そこで本研究では,視覚障害者単独でのスキーシミュレータを用いたスキートレーニングを可能とする聴覚フィードバックの検討を行う.パイロットスタディおよび実際のブラインドスキーヤとガイドへのヒアリングの結果から,次の3種類の音をデザインした:1)ターンに関する情報を伝達する単独音(ATS: Advance Turn Sound);2)ユーザの未来の位置と進行すべき位置の差に応じて出力される連続音(CES: Continuous Error Sound);3)仮想ゲレンデ上の旗門を通過したことを伝達する旗門通過音.ブラインドスキーヤおよび彼らのガイドを対象に評価実験を行ったところ,4名中3名のスキーヤにおいてATSおよび旗門通過音が出力される条件では,ガイドが掛け声で誘導を行う条件よりも,旗門通過数が増加し,仮想ガイドとの平均距離が減少することが確認された. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2023論文集 © 情報処理学会 2023 |
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| 論文ID | |
| INT23006 | |
| ページ | |
| 41-50 | |
| 発行日 | |
| 2023年3月1日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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