情報処理学会 インタラクション2025

可視化結果を用いてプレゼンテーションや議論を交わす場では，可視化結果の操作が難しいデバイスを用いることがある．3次元の可視化結果を用いる場合も少なくない．3次元モデルを多数の人に向け，特殊なデバイスを装着せず立体表示する手段として立体視ディスプレイが普及している．本研究では，立体視ディスプレイとしてLooking Glassを用いて，立体視ディスプレイとタブレットPCで可視化資料の操作を無線通信で連携することで，立体視ディスプレイに表示された3次元可視化結果をタブレットPCで遠隔操作できるシステムを開発する．立体的に表示されるため，プレゼンテーションや議論において聞き手は複雑な3次元グラフを理解しやすくなり，より円滑に議論を進めるようになることが期待できる．