情報処理学会 インタラクション2025

本研究では，ディスプレイを用いて小説を読む際の読者の視線移動に基づき，読者が読んでいる小説の場面に適切な挿絵を自動で提示するシステムを提案する. 近年，人々の読書離れが進んでいる. 読書が嫌いな理由は「文字が多い」「読んでいくにつれて集中力がないので続かない」というものがある. 本研究では，読書中に挿絵を提示することで読書支援が可能であり，この課題を解決することが可能であると考え，画像生成AIを利用して小説の挿絵を生成し，小説の場面が切り替わるたびに挿絵を提示するシステムを開発し，読書中の集中力の向上や読者への没入感の向上を目指す.