文献情報
| タイトル | |
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| アイディエーションにおける批評的な議論を促すためのLLM同士の対話を触媒としたワークショップの設計 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
大規模言語モデル(Large Language Model, LLM)は多様な領域で活用されており,クリエイティブな分野においてもその応用が拡大している.LLMは,批判的な質問や多様な視点を提供することで人間の創造性を支援できると考えられている一方で,LLMの出力によってその創造性が制限されることも懸念されている.本研究では,創造性が必要とされるタスクの中でも,特にアイディエーションに着目し,参加者同士の議論を支援するために,LLM同士の対話を「触媒」として利用し,参加者が共同で批評を行うインタラクションを提案した.LLM同士の対話は,参加者が考案した最初のアイデアに対して,LLMが順に批評することによって生成される.対話の記録を出力する方法として,ハンディプリンターを用いた紙面への印刷と,iPadのスクリーン上での表示の2つの方法を用いて,それぞれワークショップを設計・ 実施した.ワークショップ参加者へのインタビューの結果,LLM同士の対話を参加者が協力して実世界に出力し,出力結果を共に批評することによって,初対面の参加者同士であっても議論が活性化することが示唆された. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2025論文集 © 2025 情報処理学会 |
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| 論文ID | |
| 3B-21 | |
| ページ | |
| 1097-1102 | |
| 発行日 | |
| 2025年2月23日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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