メッセージ

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大会長よりメッセージ

1997年に始まった情報処理学会インタラクションシンポジウムは今回で24回目の開催となります。ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)研究会、グループウェアとネットワークサービス(GN)研究会、ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究会、エンタテインメントコンピューティング(EC)研究会、デジタルコンテンツクリエーション(DCC)研究会の5研究会が主催で、ユーザインタフェース、CSCW、可視化、入出力デバイス、VR/拡張現実、ユビキタス/ウェアラブルコンピューティング、エンタテインメントデザイン、コンテンツ制作、ソフトウェア工学といった計算機科学、さらには認知科学、社会科学、文化人類学、メディア論、アート、デザインといった人文学の研究者および実務者が一堂に会し、文字通りインタラクションに関わる最新の技術や知見についてインタラクティブに議論する場を提供してきました。
本シンポジウムは、招待講演、厳正なる査読を経て選ばれる一般講演発表(オーラル発表)、実機の展示デモンストレーションを行うインタラクティブ発表(デモ)、および発表者と参加者との議論を目的としたインタラクティブ発表(ポスター)から構成されます。インタラクティブ発表は特に本シンポジウムの特徴となっており、論文では得られない直接体験とインタラクティブな情報交換―会場に来て研究成果を見て・触れて・ディスカッションをする大きな意義のあるものです。当日の様子は、登壇発表、インタラクティブ発表の概要説明、表彰式などについてはネット配信しますので、残念ながら参加できい方はこちらもご活用ください。
さて、インタラクション研究は、インタラクションを成立させ機能させる段階から、使いやすさやわかりやすさを経て、快適さ、楽しさ、感動といったインタラクション体験自体の価値の向上も研究の射程に入ってきたと考えられます。これには、高度な情報学の技術・知見と必ずしも明文化が容易でないアート・デザインを含む人文学の知見・手法の両方が貢献すると考えられます。インタラクティブ発表が両分野の交流と新たな発見や着想が生まれる場として働くことを願ってやみません。今大会では、基調講演でも、高度な技術と芸術により感動を生むインタラクティブ体験を作られている、クリエータで研究者の先生をお招きします。ご期待ください。
最後になりましたが、インタラクション2020の開催にあたり、会場の学術総合センター、国立情報学研究所をはじめ、多くの協賛学会並びに企業様のご協力をいただいております。この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、実行委員会・プログラム委員会の委員の皆様には、ボランティアの域を超えて一丸となって準備にご尽力いただき、心から感謝申し上げます。しかしながら、インタラクションシンポジウムの更なる発展のためには、発表者、参加者の皆様一人ひとりのご協力が不可欠です。委員だけでなく、参加者全員で素晴らしいインタラクション2020を実現したいと思いますので、ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
インタラクション2020 大会委員長 長谷川晶一(東工大)