30周年特別講演

暦本純一
東京大学/ソニーCSL

題目:HCI研究のこれまでとこれから

Ivan Sutherland のスケッチパッド、Douglas Engelbart のNLSやマウス、XEROX PARCのaltoなど、HCIを既定するランドマーク研究からすでに60年が経過し、AIによる作業の自動化など、人間とコンピュータとの関係も大きく変化しようとしています。この講演では、私自身の研究の経緯を踏まえつつ、今後のHCI研究(はたしてそれは存在しつづけるのか?)について議論していきたいと考えています。

講演者紹介

情報科学者。東京大学情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・CSO、ソニーCSL京都ディレクター。世界初のモバイルAR(拡張現実)システムNaviCamを1990年代に試作、マルチタッチの基礎研究を世界に先駆けて行うなど常に時代を先導する研究活動を展開している。現在は、Human Augmentaion(人間拡張)やHuman-AI integrationをテーマに人間とコンピュータとの関係を探索している。iF Interaction Design Award(2000)、日本文化デザイン賞(2003)、日経BP技術賞(2008), 日本ソフトウェア科学会基礎科学賞(2014), ACM UIST Lasting Impact Award(2014, 2017)などを受賞。2007年にACM SIGCHI Academyに選出される。