情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
CapacitiveMarker: 接触認識可能な2次元コードを用いたインタラクション手法
著者
  • 池田 昂平(東大)
  • 沖 真帆(はこだて未来大)
  • 塚田 浩二(はこだて未来大)
アブストラクト
説明画像

現在広く普及している2 次元コードは,読み取り時に入力部となるカメラとの間に一定の距離を作らなければ認識されないという空間的制約がある.一方,近年タブレット端末等の静電容量式マルチタッチディスプレイの普及に伴い,導電性パターンを接触させ,マーカーのように扱う研究事例が多く報告されている.そこで本研究では,両者を統合し,2 次元コードを印刷した紙と導電パターンを印刷した透明フィルムの2 枚を重ね合わせる事で,カメラ/静電式タッチディスプレイのどちらからも認識可能な新しい2 次元コード「CapacitiveMarker」を提案する.さらに,CapacitiveMarkerを用いた様々なインタラクション手法について応用アプリケーションを通して紹介する.最後に,評価実験を通してCapacitiveMarker の基礎的な性能を調査した.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
16INT009
ページ
72-79
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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