情報処理学会 インタラクション2016

マウスを使わず指で直接操作するタッチパネルの使いにくさを改善するために，変化の激しいデザインではなく，どのようなデザインでも対応できる新しい操作方法を提案する：1）リンク箇所をタップするとその部分が大きくなり，連続して同じ場所をタップすると移動する操作方法，2）リンク箇所をタップするとリンク先のページ内容を一言でまとめたキャプションが表示され，連続して同じ場所をタップすると移動する操作方法．これらと既存の操作方法を比較する実験を行った結果，キャプションを表示する方法は既存の操作方法に対して使いやすさを改善することがわかった．3週間に渡り同じ実験を繰り返した結果，慣れるに従って既存の操作方法が優位性を回復することもわかった．