情報処理学会 インタラクション2020

文献情報

タイトル
ウェアラブルコンピューティングにおける聴力自在化技術の提案
著者
  • 渡邉 拓貴(北大)
  • 寺田 努(神戸大)
アブストラクト
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人の聴力は自分で制御することが難しく,必要のない情報まで取得したり,重要な情報を逸失したりすることがある.本研究では,マイクとスピーカを搭載したイヤホン型のウェアラブルデバイス(ヒアラブルデバイス)に着目した.ヒアラブルコンピューティング環境では,ユーザは常にマイクとスピーカを耳に装着しており,ユーザの聴力を自在に操作できる環境だといえる.具体的には,マイクで取得した外界音の周波数を操作し,変換後の音をスピーカでユーザに提示することで,従来の聴力では聞こえなかった音の聴取や,不必要な音の削除が可能となる.本稿では,周波数の操作方法として5種類の方法を提案し,プロトタイプシステムを実装した.さらに,聴力の自在化によって実現できる7種類の想定アプリケーションを提案した.

雑誌名
インタラクション2020論文集
© 情報処理学会 2020
論文ID
INT20001
ページ
1-10
発行日
2020年3月2日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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