文献情報
| タイトル | |
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| ディスプレイを用いた脈波生成手法の検討 | |
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| アブストラクト | |
ウェアラブルデバイスに関する研究は活発に行われており,様々な形状,装着部位のデバイスが提案されている.ウェアラブルデバイスは自身の生体情報を記録するために利用される場合が多く,取得されたデータから身体異常を検知する手法も提案されている.脈波データは生体情報として記録される情報の一つである.脈波センサは機構の特性上,データの取得に血流を必要とする.義手やロボットアームなど人工的な身体にスマートウォッチを装着する場合,血流が存在しないため正しいデータが取得できない.そこで,ディスプレイを用いて脈波センサに脈波データを計測させる手法を検討する.本手法が実現すれば,身体と義手の接合部などで計測された脈波を入力することで,その値をスマートウォッチに読み取らせることが可能となる.本研究では,アプローチの実現可能性を調査するために,ディスプレイの色調を変化させることで,脈波センサの取得値を意図的に操作することが可能であるか調査した.予備実験として,ディスプレイの色調を変化させながらディスプレイ上に設置した脈波センサからデータを取得した.その結果,ピークの存在するデータが取得できた.したがって,脈波センサに任意の脈波データを計測させるためにディスプレイを用いるアプローチは有効であると考えられる. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2021論文集 © 情報処理学会 2021 |
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| 論文ID | |
| 3A10 | |
| ページ | |
| 475-478 | |
| 発行日 | |
| 2021年3月1日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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