情報処理学会 インタラクション2021

文献情報

タイトル
視差を得られない環境での距離感の提示手法
著者
  • 森山 有理名(大阪電通大)
  • 魚井 宏高(大阪電通大)
アブストラクト
説明画像

人間は目視で距離をはかる時,主に両目の視差を利用することで距離感を得ているため,平面モニターや,片目など,視差情報の得られない状態では距離感を正確に捉えることが難しくなる.そのため本研究では,視差情報の得られない環境で,距離感をより正確にはかることのできる環境の構築を目指す.視差以外の距離感の手がかりとして大きさ,色,動きの3種が考えられる.それぞれの手がかりを個別に有効,無効の切り替えが可能な3D空間を作成し,その中の物体までの距離を答えさせ,それぞれの手がかりが距離感の把握にどの程度影響を与えるのかを計測した.その結果を元に,影響の高い手がかりを強調した映像を提示し,視覚障害者のサポートや,映像の没入感の向上に役立てる手法について考察する.

雑誌名
インタラクション2021論文集
© 情報処理学会 2021
論文ID
3P10
ページ
774-776
発行日
2021年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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