文献情報
| タイトル | |
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| バリアフリーマップにおけるバリア情報可視化手法の比較 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
我々の生活空間には階段や段差といった,移動弱者の円滑な移動を妨げるバリアが多数存在している.これらのバリアの存在を把握するためにバリアフリーマップが作成されている.現状のバリアフリーマップはバリアフリー施設の場所を表示しているものが多く,ユーザは移動経路上のバリア情報を把握できない.このため,移動経路上のバリア情報含めて表示している広範囲のバリアフリーマップを作成する必要がある.しかし,移動経路上のバリア情報を含めたバリアフリーマップの作成には広範囲のバリア情報が必要なため,高いコストがかかるという問題がある.この問題を解決するために我々は健常歩行者の歩行データからバリア情報を抽出し,地図上に可視化する取り組みを行なっている.先行研究ではスマートフォンをポケットに入れて歩くだけでバリア情報を収集することができる.このため,収集されるバリア情報は大量になる.本稿では先行研究によって収集される大量のバリア情報をユーザが直感的に把握できるように可視化することで,ユーザがバリアフリーマップを用いて移動経路を作成する際の作業負荷を減少させられるかを検証した.比較実験を行った結果,大量のバリア情報をユーザが直感的に把握できるように可視化する手法は判明しなかったものの,特定の手法を用いることでユーザがバリアフリーマップを用いて移動経路を作成する際の作業負荷を軽減させられることが示唆された. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2021論文集 © 情報処理学会 2021 |
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| 論文ID | |
| 3Q03 | |
| ページ | |
| 785-790 | |
| 発行日 | |
| 2021年3月1日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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