情報処理学会 インタラクション2023

インタフェースはわかりやすく直感的に操作できることが重視され，ユーザがインタラクションに関して考えたり試行錯誤したりする余地はあまりない．本研究ではユーザが主体的に考え行動しインタラクションを理解していく場をデザインすることを目的とし，謎解きのフォーマットを用いてユーザに対して入出力の関係が示されていないインタラクションを環境が変化する中で複数回行う状況を作り，ユーザの試行錯誤と発想の転換を誘発するひらめくしょんを提案する．本稿では，ひらめくしょんの基本構成とそれに沿って制作した2つの謎解き型インタラクションについて述べる．