情報処理学会 インタラクション2023

文献情報

タイトル
TimeSpaceSlice: 時空間連続性を保ったタイムライン表示手法
著者
  • 福地 健太郎(明治大)
  • 楠 駿也(明治大)
アブストラクト
説明画像

映像編集ソフトやシミュレーションソフトウェア等では,対象となる二次元映像の時系列変化を概観あるいは制御するためのタイムライン表示が広く使われるが,多くの場合対象の時間軸方向の連続性が満たされないため,その変化を見落しやすい.この解消のために,対象映像中にスキャンラインを定め,スキャンされた線分領域を時系列順に並べて表示する手法として Video slicing 法があるが,これは空間方向の連続性が満たされない.そこで Video slicing 法を拡張し,対象映像中のある幅を持った領域内でスキャンラインを時系列で移動させることで,時空間連続性を保つことを目指したタイムライン表示の手法として TimeSpaceSlice を開発した.様々な映像を対象に同手法を試したところ,タイムライン上に観測対象の空間情報をある程度は保ちつつ,時系列変化を提示することができた.

雑誌名
インタラクション2023論文集
© 情報処理学会 2023
論文ID
3A-06
ページ
815-816
発行日
2023年3月1日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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