情報処理学会 インタラクション2024

独居高齢者は閉じこもりや社会的孤立の問題を抱えている．閉じこもりや社会的孤立の状態が進行することにより，生きがいの低下や孤独死のリスクが高まるため，この問題を解決するシステムが望まれる．本研究では，独居高齢者の閉じこもりや孤独感の解消を目的とする．行動変容モデルを活用したTV上のバーチャルエージェントとの会話により外出を説得する機能やユーザ間で外出体験を共有するコミュニケーション機能を組み込んだ外出促進システムの開発を行い，学生を対象とした機能評価を行った．今後の展望として，高齢者を対象とした評価を行い，システムの有効性を検証する．