情報処理学会 インタラクション2024

近年，「推し活」と呼ばれる活動が活発に行われている．これは，個人が贔屓にしているものを愛でたり応援したりする活動で，その対象は実在する人物に限らない．つまり一般的にそれらは自分のそばに存在しないため，キャラクタを模したぬいぐるみなどを常に携帯することで，いつでもそばにいるような感覚が得られるようにしている．本研究では，この推し活をさらに充実させるために、風の性質を利用することを考える．あたかも「推し」がそばに存在するかのような感覚を向上させるために，推しの声と同時にユーザの耳に風を提示するシステムを提案する．