情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
NEXT>>ARめいろの提案と方向規制の特徴分析
著者
  • 藤井 誠貴(アクティス)
  • 掛田 康介(福山大)
  • 小野 峻輔(福山大)
  • 田邊 基起(福山大)
  • 天満 誠也(福山大)
  • 奥村 宏平(アンカーデザイン)
  • 中道 上(福山大/アンカーデザイン)
アブストラクト
説明画像

近年,イベントなどで段ボールやエアー遊具といった様々な形で巨大迷路が楽しまれている.しかし,フィジカル空間においては道順が固定されており,繰り返し遊ぶ場合,迷路のような数あるパターンから最適解が発見されたゲームは,「飽き」が生じてしまうという問題がある[1].遊ぶごとに道順を変更することができる巨大迷路「AR 迷路」が提案されている. 「AR 迷路」では壁位置に AR オブジェクトを表示しているため「5x5_Cuboid」環境では 24 枚の AR マーカーが必要となる.本研究では,壁位置ではなくマス位置に進行可能な方向を示す方向規制型 AR 迷路 「NEXT>>AR めいろ」を提案する.これにより,AR マーカーの数を 16 枚に減らすことが可能である.158 名が体験した結果, 「NEXT>>AR めいろ」の平均クリア時間は 1 分 09 秒となり,楽しさの評価の平均は 0 から 10 までの 11 段階評価で 8.34 という高い評価が得られた.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
1B-22
ページ
320-323
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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