情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
NoseKnowsNorth: 鼻背側面への振動刺激を用いた方向提示デバイス
著者
  • 仲村 友杜(東大)
  • 西本 和貴(東大)
  • 由井 陽(東大)
  • 鳴海 拓志(東大)
  • 暦本 純一(東大/ソニーCSL)
アブストラクト
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本研究では,装着時の負担が少ない方向提示インタフェースの実現を目指し,鼻背の側面の左右2点に振動刺激を与えることでユーザに方向を提示するデバイスを提案する.鼻は触覚刺激に対して鋭敏であり,弱い刺激で情報提示が可能であるため,直感的かつ不快感のない方向提示を実現できる可能性がある.また,デバイスは眼鏡の鼻パッド部分に容易に組み込めるため,スマートグラスなどのウェアラブルデバイスと組み合わせて日常生活で長時間装着することにも適していると考えられる.デバイスのプロトタイプを作成し,左右の識別精度および8方向の提示精度を評価する実験を行った.実験の結果,左右の識別はほぼ100 %の精度で可能であり,45度以内の分解能において方向を提示できることが確認された.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
1B-24
ページ
328-332
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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