情報処理学会 インタラクション2025

文献情報

タイトル
2Dゲームのグラフィック表現と心地よいフレームレートの検討
著者
  • 中田 知希(東洋大)
  • 神場 知成(東洋大)
アブストラクト
説明画像

ゲームのグラフィック表現は高精細化,リアリティ向上が進んでいるが,一方ではレトロな印象があるドット絵,あるいはピクセルアートと呼ばれる表現にも根強い人気がある.また,フレームレートについても格闘技系ゲームや一人称シューティングゲームなどであれば高フレームレート化が重要となるが,ピクセルアート系の表現にはむしろ低フレームレートの表示が適している可能性もある.本研究では64 x 64のピクセルアートを対象とし,60, 48, 30, 24, 12, 6という6種類のフレームレート(fps)による印象の違いに関する検討を行った.24fps以下ではさまざまな指標が低かったが,24fps以上では必ずしもfpsが高いほど印象が良くなるわけではなく, 「見やすさ」「好き」の項目が30fps以上で落ちていく傾向も観察された.さまざまな条件下での厳密な比較のためには,さらなる実験が必要である.

雑誌名
インタラクション2025論文集
© 2025 情報処理学会
論文ID
2P-82
ページ
945-948
発行日
2025年2月23日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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