情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
拒否エージェント: 意図的拒否による主体性表現のデザインと受容性の検討
著者
  • 山﨑 貴紀(文教大学)
  • 門脇 諒生(文教大学)
  • 武藤 剛(文教大学)
  • 武藤 ゆみ子(玉川大学)
アブストラクト
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大規模言語モデル(LLM)の発展により,バーチャル物理環境で自然言語指示に基づきタスクを遂行する自律エージェントの研究が活発化している.従来は作業支援を主目的とし,指示遵守や効率性の最大化が中心であった.一方,エージェントを長期的な協働相手として捉える場合,効率性とは異なるデザイン軸として主体性の表出が重要となる.本研究では,LLM による指示理解と内部状態(疲労・機嫌)に基づく拒否判断を分離して制御し,意図的に拒否(Won't)を行う「拒否エージェント」を提案する.不能(Can't)と拒否(Won't)を区別し,拒否が故障ではなく意思表示として知覚されるための表現(言語的説明と代替行動)を検討する.また Responsible AI の観点から,制御可能性・害の限定性・透明性を満たすガードレールを実装した.評価として,シミュレーションにより拒否--回復サイクルの安定性と拒否頻度の制御可能性を検証し,予備的印象評価を通じて拒否が主体性知覚・社会的実在感・受容性に与える影響を考察する.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
1B28
ページ
245-250
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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