文献情報
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| 神楽伝承における熟練度差に基づく難所認識の分析とリズム学習支援プロトタイプ | |
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| アブストラクト | |
神楽など地域に根付く芸能の継承は,人口動態の変化や生活様式の多様化を背景に,後継者不足が深刻化している.神楽の所作は単なる運動技能ではなく,意味・秩序・禁忌を帯びた「型」として位置づけられ,しばしば「変えてはならない」という文化的規範の下で伝承されてきた.このような領域では,熟練者から初学者へと身体的実践と言語的教示が交錯する相互行為を通じて継承が進む一方,熟練者が重視する点と初学者が難しいと感じる点との間に認識のズレが生じやすい.本研究では,雄勝法印神楽(宮城県石巻市)および三葛神楽(島根県益田市)を対象に,伝承者14名へのアンケート調査を実施し,演目経験,最難演目の理由,稽古上の難所認識,神楽の価値認識等を収集した.分析の結果,初学者・中堅層ではセリフや所作,リズムといった分節化しやすい要素に難しさが集中する一方,上級者では「間」 「表現力」 「意味の体現」など,抽象的・内面的要素へと関心が移行する傾向が示唆された.また,アンケートで得られた知見を踏まえ,初学者がつまずきやすい拍タイミングのズレに焦点を当てたリズム学習支援プロトタイプを作成し,今後の定量化と支援設計への接続可能性を議論する. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2026論文集 © 情報処理学会 2026 |
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| 論文ID | |
| 1B36 | |
| ページ | |
| 284-288 | |
| 発行日 | |
| 2026年2月20日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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