情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
ロボットとの共同制作は価値を変えられるのか?コラージュ共同制作に関する初期研究
著者
  • 岩田 実莉(神戸大学/ATR)
  • 塩見 昌裕(ATR)
  • 滝口 哲也(神戸大学/ATR)
アブストラクト
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本研究は,社会的ロボットが芸術作品の制作過程において人間と共同制作する可能性を検討することを目的とする.本研究では,人間とロボットが共同でコラージュ作品を制作できるシステムを開発し,その有効性について初期的な評価を行った.本システムは,ロボットによる素材選択および配置といった介入機能を備えており,これらが人間の操作と統合されることで,共同的な創作プロセスを実現している.実験では,12名の参加者が4条件を体験し,完成した作品に対する価値評価およびシステムに対する主観的評価を行った.その結果,ロボットの存在や介入機能の有無によって,知覚された作品価値に有意な差は認められなかった.一方で,女性参加者はロボットとの共同制作に対して,より肯定的な評価を示す傾向が見られた.これらの結果は,創造的活動におけるロボット介入の影響を理解する重要性を示すとともに,芸術分野における人間?ロボット共同制作システムの設計指針を検討するための基礎的な知見を提供するものである.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
1P89
ページ
507-510
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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