文献情報
| タイトル | |
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| こぼれるリスクの提示で水分摂取を促すデバイス 「げんちゃーじ」 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
生命維持に不可欠な水分摂取だが,現代のオフィスワークでは,作業への集中により疎かになりやすい.水分摂取を促すシステムとして,ナッジ理論に基づいたものが多数提案されているが,ユーザの意思にゆだねられるため,作業集中時には無視されやすく,行動変容に至らない場合がある.本研究では,より強力な介入として,水がこぼれる物理的なリスクを提示するデバイス「げんちゃーじ」を提案する.一定時間水分摂取がないとコップが徐々に傾斜し,作業を中断してでもコップを水平に戻す必要性を提示する.比較実験の結果,本デバイスの使用により水分摂取量,回数が統計的有意に増加することが確認された.特に,普段の水分摂取量が少ない層に対して,水分摂取行動を意識付けさせる効果があったと考えられる.また,SUS(System Usability Scale) による評価の結果,本デバイスは実用的なユーザビリティ水準を満たすことが確認された. アンケート結果から,ユーザは水がこぼれることへの不安を感じつつも,それを健康維持のための有用な機能として許容する傾向が確認されたものの,継続利用の観点では駆動音などの実装上の課題が明らかとなり,今後の改善の必要性が示唆された. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2026論文集 © 情報処理学会 2026 |
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| 論文ID | |
| 2A12 | |
| ページ | |
| 579-584 | |
| 発行日 | |
| 2026年2月20日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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