情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
高次脳機能障害者のための仮想環境における外出行動のトレーニングシステムに関する研究
著者
  • 荒木 沙紀(大阪工業大学)
  • 大井 翔(大阪工業大学)
アブストラクト
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本研究では,高次脳機能障害者が安全かつ現実に近い環境で外出行動を訓練できるVRリハビリテーションシステムを開発した.高次脳機能障害では,注意障害や遂行機能障害などにより,信号確認や周囲の状況把握といった外出行動が困難となる場合が多い.特に外出場面では,歩行者や車両の動きなど,変化する環境に応じて注意を配分し,適切に判断・行動することが求められる.提案システムでは,信号,歩行者,車両などを含む交通環境をVR空間上に再現し,利用者が日常生活に近い状況で外出行動を体験できるようにした.これにより,本研究では,高次脳機能障害者がVR上の外出行動場面において,どのような行動上の課題や注意配分の特徴を示すかを明らかにすることを目的とする.本研究では,外出行動の達成度を評価シートに基づいて評価することを主とし,その解釈を補助する情報として訓練中の視線情報を取得した.実験の結果,健常者と高次脳機能障害者の間で,経路情報や地面への注視割合に違いがみられる傾向が確認された.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
2B28
ページ
644-649
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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