情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
自分のアバターがいつもの自分と異なる振る舞いをした時に受ける影響
著者
  • 遠藤 結(津田塾大学)
  • 三村 真子(津田塾大学)
  • 栗原 一貴(津田塾大学)
アブストラクト
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自分が普段しない行動やされない扱いを経験している様子を客観視する機会はほとんどない.例えば,自分のアバターが倒される際に感じる感情や,自分のアバターが奇妙な動きをしている時に感じる感情は十分に明かされていない.本研究では,自分に似たアバターが奇妙な動きをする敵として登場するゲーム「AvaVenture」を開発し,自分とは無関係なアバターを用いた時と比べて感情にどのような違いがあるのかを表情,音声,アンケートの三つを用いて調査した.実験の結果,自分のアバターである敵を倒す瞬間の方がマイナスな感情が出やすく,ゲーム全体に対するマイナスな感情も大きいこと,敵アバターの動きに対してはどのアバターでも抱く感情に大きな差はないことが分かった.ただし,自分のアバターを敵とした全ての被験者がマイナスな感情を示したわけでは無かった.この実験結果は,自分のアバターが敵役として出現し倒される体験により,あえてマイナスな感情を与えるゲーム等のコンテンツの実現可能性を示唆するものである.最後に,AvaVentureの今後の発展について議論する.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
2P85
ページ
864-867
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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