文献情報
| タイトル | |
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| 視線アドレスの可視化と音響定位によるオンライン会議支援の研究 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
オンライン会議では,対面会話で重要な役割を果たす視線に基づく次話者予測が成立しにくく,その結果として沈黙や発話の衝突が生じやすいという課題がある.本研究では,視線情報をそのまま可視化するのではなく,参加者の視線行動をもとに会話の注目関係を推定し,それを空間的な表現として共有することで,次話者予測を支援するオンライン会議システムを提案する.4人1組でワードウルフ課題を用いた実験を行い,視線に基づく表現の有無および音響定位の有無を組み合わせた4条件で評価を行った.分析の結果,次話者の選択は,発話直前の視線状態そのものよりも,視線行動をもとに会話の焦点として空間的に示されていた参加者と一致する傾向が見られた.このことから,視線に基づいて共有された注目構造が,次話者予測の手がかりとして用いられていた可能性がある.一方,音響定位は次話者を直接決定する要因ではなかったが,視線に基づく注目構造の理解を補助し,次話者予測を安定化させる役割を果たしていた.以上より,オンライン会議における次話者予測においては,視線方向を個別に提示するよりも,視線行動から抽象化された注目関係を共有することが,話者交替の円滑化を支援する上で有効であることが示唆された. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2026論文集 © 情報処理学会 2026 |
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| 論文ID | |
| 2P92 | |
| ページ | |
| 900-905 | |
| 発行日 | |
| 2026年2月20日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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