情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
情報接触ダッシュボード:インターネット上の言論空間とユーザの情報接触傾向の可視化システムの提案
著者
  • 牛田 芽生恵(富士通株式会社)
  • 中村 允一(富士通株式会社)
  • 小牧 大治郎(富士通株式会社)
アブストラクト
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情報化社会を迎え,近年は膨大な量の情報が流通しており,インターネットを利用するユーザが触れることができる情報は増大している.このため,ウェブページの検索においては,検索ワードを絞り込み自身の望む情報を素早く取得することが一般化し,SNSなどのプラットフォーム上ではリコメンド機能によってユーザの興味関心の高い情報を優先的に表示する機能が使われている.この結果,ユーザは様々な事象に対して偏った情報を摂取する傾向に陥りやすくなっている.このような現象は「フィルターバブル」や「エコーチェンバー」と呼ばれ,個々人の偏った情報の摂取が,偽情報の蔓延を助長したり,社会の分極化を促すことが問題視されている.このような課題を解決するために,本論文ではインターネット上の言論空間とユーザの情報接触傾向を可視化する「情報接触ダッシュボード」を提案する.既存研究においても,インターネット上の言論空間を可視化し,情報を偏りなくユーザに提示する技術が提案されているが,ユーザ自身の情報が反映されておらず自分の偏りの認識は難しい.そこで, 「情報接触ダッシュボード」ではユーザのウェブ閲覧履歴をもとにインターネット上の言論空間にユーザ自身の情報接触傾向をマッピングすることで,自身の情報接触傾向を客観的に認知することを促し,フィルターバブルやエコーチェンバーを回避することを支援する.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
3A14
ページ
963-968
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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