情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
会話相手に応じて適度にごまかすAI返信システム 「Butlerliezer」の改良と評価
著者
  • 木林 佑太(東京大学)
  • 中條 麟太郎(東京大学)
  • 畑田 裕二(東京大学)
  • ハウタサーリ アリ(東京大学)
  • 苗村 健(東京大学)
アブストラクト
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テキストチャットにおける自動返信は,定型文の利用からAIによる生成までさまざまな方法で実現されている.しかし私たちが実際にメッセージを送る際には,自分の状況を踏まえつつ,相手との関係性に応じて文面を調整する.そのような調整におけるごまかしの多くが,社会的な気まずさを避けながら不在の説明を行う, Butler Liesに基づくことが知られている.このような人間らしいコミュニケーションの側面を考慮した自動返信手法は,まだ十分に研究されていない.著者らはこれまでに, 一人称視点映像から収集した詳細な行動ログをもとに,会話相手に応じた返信メッセージを生成するシステム「Butlerliezer」を提案してきた.本論文では以前の研究における予備調査の結果を踏まえて, 返信生成プロセスの変更, 心理的距離に応じた行動の翻案の実装を行った.クラウドソーシング実験にて評価を行い,本システムが会話相手に応じた書き分けを実現していることが統計的に確認された.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
3B46
ページ
1106-1111
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
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