情報処理学会 インタラクション2026

文献情報

タイトル
liminal空間の構造的特徴の分析とAIによる生成
著者
  • 滝 晃一(文教大学)
  • 川合 康央(文教大学)
アブストラクト
説明画像

本研究では,リミナルスペースと呼ばれる空間の視覚的特徴を,画像処理に基づいて定量的に分析した.リミナルスペースは, 「不気味さ」 「空虚さ」 「違和感」といった主観的印象によって語られることが多い一方で,それらの感覚がどのような視覚的要素に起因するのかについては,十分な定量的検討が行われていない.本研究では,SNS等から収集したリミナルスペース画像と通常空間画像を対象に,明度,彩度,エッジ密度,構図の中心性といった視覚的特徴量を抽出し,両者の分布差および相関構造を分析した.結果,リミナルスペース画像は,低明度,低エッジ密度,高い彩度のばらつきを特徴とする傾向を示した.さらに,リミナルスペース画像のみを用いて学習した生成AI(LoRa)による画像生成を行い,生成画像の特徴量を既存画像群と比較した.結果,生成画像は一部の視覚的特徴においてリミナル的傾向を示すものの,特徴量全体としては通常空間に近い分布を持つことが確認された.

雑誌名
インタラクション2026論文集
© 情報処理学会 2026
論文ID
3P79
ページ
1238-1243
発行日
2026年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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