文献情報
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| 感覚統合を応用した体感経過時間操作の効果量増幅手法 | |
| 著者 | |
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| アブストラクト | |
体感経過時間 (主観的に知覚する経過時間の長さ) に影響を与える要因を解明すること,体感経過時間を意図的に操作する手法を解明することは,情報機器の設計をはじめとして様々なシナリオで役立ち得る.多くの研究では,充実時程錯覚 (FDI) を考慮し,情報機器からの知覚刺激が体感経過時間を変化させる現象の存在とその操作手法が探求されてきた.しかし,従来手法は刺激の時間的密度の操作に着目しており,体感経過時間の伸長効果が頭打ちになる点に限界があった.そこで,本研究では,体感経過時間の伸長効果を強化するために,感覚統合の原理をFDIを用いた体感経過時間の操作に適用する2つの手法を提案する.1つ目は,多感覚統合を応用し,視覚と触覚のバイモーダルな同時刺激を提示する手法である.2つ目は,体性感覚統合を応用し,リストバンド型とアイウェア型とウェアラブル機器を用いて2部位 (手首と側頭部) への触覚の同時刺激を提示する手法である.32名を対象にした評価結果は,提案手法の実現可能性を示した.提案手法は単一モダリティあるいは単一部位への刺激よりも体感経過時間の伸長効果を増幅した.本研究の実践的貢献は,2種の感覚統合の原理を,一般的な情報機器を用いた体感経過時間の操作手法の領域に適用した点にある.本研究成果は,刺激の時間的密度が限界にある状況やシステムにおいても,より強力な体感経過時間の伸長効果を実現するために役立ち,また,多様な情報機器において体感経過時間を望ましく操作・設計するための新しい設計指針を提供する. |
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| 雑誌名 | |
| インタラクション2026論文集 © 情報処理学会 2026 |
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| 論文ID | |
| INT26006 | |
| ページ | |
| 41-50 | |
| 発行日 | |
| 2026年2月20日 | |
| 発行所 | |
| 発行人 | 一般社団法人 情報処理学会 |
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