情報処理学会 インタラクション2014

文献情報

タイトル
サッケード追尾可能な視線計測カメラの開発とそれを用いるインタラクションの可能性
著者
  • 川上 隼斗(金沢大)
  • 笹田 裕太(金沢大)
  • 五十嵐 覚(金沢大)
  • 秋田 純一(金沢大)
アブストラクト
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視線計測はユーザインタフェースや心理状態の分析などインタラクション分野での幅広い応用が期待されている.サッケードと呼ばれる高速な眼球運動は,従来の視線計測システムではリアルタイムでの追尾が不可能であるものの,新しいインタラクションへの応用が期待されている.本稿では,サッケードを含む眼球運動を500[fps] 以上の高フレームレート,かつリアルタイム(低レイテンシ) で計測・追尾が可能な視線計測システムの開発について,高速カメラとFPGA を用いた実動作検証システムと専用イメージセンサの設計のそれぞれについて述べる.またそれを用いて「サッケードが行き着く先」を先回りで予測する手法について検討した結果について述べ,さらにそのリアルタイムのサッケード予測を用いるインタラクションの可能性について考察する.

雑誌名
インタラクション2014論文集
© 情報処理学会 2014
論文ID
14INT007
ページ
49 ~ 56
発行日
2014年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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