情報処理学会 インタラクション2014

文献情報

タイトル
Do-seiさん: 「やっておいたよ」メッセージの書き置きによる架空エージェントの存在感演出
著者
  • 髙島 愛理(京都工繊大)
  • 尾関 基行(京都工繊大)
  • 村山 加奈子(京都工繊大)
  • 岡 夏樹(京都工繊大)
アブストラクト
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コミュニケーションロボットやペットロボット,家電の擬人化など,寂しい一人暮らしを応援するエージェントの研究が種々行われているが,エージェントに本物らしい存在感を与えることは難しく,コストもかかる.そこで本研究では,エージェントの姿をユーザに見せず,その``痕跡''だけを残して存在感を演出する「Do-seiさんプロジェクト」を進めている.本稿では,ユーザが自分でタイマー設定した家電の自動処理を(実際には存在しない)Do-seiさんがやっておいたことにして,「やっておいたよ」という書き置きを部屋に残しておくシステムを提案する.これはスマホアプリやEメールによる完了通知を``書き置き''に替えただけであるが,それだけの演出で,自分がいない間に誰かが存在したことをユーザに感じてもらう効果を狙う.

雑誌名
インタラクション2014論文集
© 情報処理学会 2014
論文ID
A1-4
ページ
201 ~ 205
発行日
2014年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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