情報処理学会 インタラクション2014

文献情報

タイトル
RicketyBench: がたつきで人の存在を提示するベンチの開発
著者
  • 加藤 良治(阪大)
  • 田中 一晶(阪大/JST)
  • 中西 英之(阪大)
アブストラクト
説明画像

ビデオチャットにおいて対話相手と同一空間にいる感覚の欠如を解決するために,ミラーディスプレイシステムが提案されている.しかし,ミラーディスプレイシステムは遠隔地の対話相手が隣にいる様子を視覚的に再現するものであり使用者は物理的に相手の存在を感じることはできない.本研究では,対話相手の身体動作による物理的な作用を遠隔地で再現できるベンチを開発した.このベンチは,遠隔地の対話相手が隣に座った際の座面の傾斜を使用者に提示するものである.これを従来のミラーディスプレイと併せて使用することで対話相手の存在を視覚的・物理的に感じることができ,ソーシャルテレプレゼンスの向上が期待される.

雑誌名
インタラクション2014論文集
© 情報処理学会 2014
論文ID
A2-0
ページ
210 ~ 211
発行日
2014年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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