情報処理学会 インタラクション2014

文献情報

タイトル
手首と体幹部におけるハンガー反射
著者
  • 中村 拓人(電通大)
  • 西村 奈令大(電通大)
  • 佐藤 未知(電通大/JSPS)
  • 梶本 裕之(電通大/JST)
アブストラクト
説明画像

針金製ハンガーを頭部に被ると不随意に頭部が回旋するハンガー反射は、コンパクトな装置で力覚を提示する一手法として有力であるが、これまで身体全体で同様の現象が生じるかどうかの検証はなされていなかった。我々はふとん用洗濯バサミで手首及び腰を挟むと同様に不随意に回旋することを見出した。このことはハンガー反射に用いられている手法を体全体に拡張することで、効率的に不随意運動を誘発できる可能性を示唆している。今回は手首及び体幹を圧迫するデバイスを開発しユーザーテストを行い大半の被験者が回旋方向への力を感じさせることに成功した。さらに、ギプスの圧迫によって生じる皮膚のせん断変形が現象発生に関与している可能性が示唆された。

雑誌名
インタラクション2014論文集
© 情報処理学会 2014
論文ID
C6-3
ページ
710 ~ 712
発行日
2014年2月20日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
E-mail