情報処理学会 インタラクション2015

文献情報

タイトル
AR擬人化エージェントによる道案内におけるジェスチャ生成視点が案内の理解度に与える効果
著者
  • 平松 拓馬(青山学院大)
  • 長谷川 大(青山学院大)
  • 佐久田 博司(青山学院大)
アブストラクト
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携帯端末での地図による道案内システムは多くのユーザに使用されているが,地図空間と現実空間のマッピングを必要とするため認知的負荷が高い.本稿では,現実空間にAR 表示された擬人化エージェントがジェスチャを用いて道案内を行うシステムを提案し,エージェントの道案内ジェスチャを生成する際に採用する視点について検討を行う.携帯端末向けに本システムを開発し,擬人化エージェントがSurvey Perspective(地図のような上空からの俯瞰視点)によるジェスチャを使用する道案内とRoutePerspective(実際にその経路を歩いていくような歩行者的視点) によるジェスチャを使用する道案内に対し,白紙に地図を描くタスクおよびアンケートによりユーザの案内理解度を比較した.参加者20 名による実験の結果,Survey Perspective によるジェスチャを使用した道案内では,Route Perspective によるジェスチャを使用した道案内に比べ、理解度が向上する傾向にあることを確認した.

雑誌名
インタラクション2015論文集
© 情報処理学会 2015
論文ID
C17
ページ
789 ~ 794
発行日
2015年2月26日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
住所 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台一丁目5番地 化学会館4F
TEL. 東京 (03) 3518-8374 (代表)
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