情報処理学会 インタラクション2016

文献情報

タイトル
立体視野闘争を利用した潜像技術および難視化技術とそのインタラクション手法
著者
  • 福地 健太郎(明治大)
  • 高橋 岳士(明治大)
  • 松沼 毅(明治大)
アブストラクト
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立体映像提示システム向けに,両眼視野闘争と呼ばれる視知覚現象を応用した潜像技術および難視化技術を開発した.これは立体映像用眼鏡を着用していないときには知覚されないが,立体眼鏡を着用すると潜像が知覚される,あるいは映像が正常に結像されないという演出を実現するものである.これにより,観客に対して自発的な立体眼鏡の着脱を促すことができる.本技術は立体映像を舞台映像として使用する演劇のために開発されたもので,観客を舞台上の出来事に対して,立体眼鏡以外の特殊な装置を用いずに自らの手を動かして能動的に没入させる,新しいインタラクションを提案するものである.また,同手法は演劇だけでなく,広告や映像イベント等へも応用できる.

雑誌名
インタラクション2016論文集
© 情報処理学会 2016
論文ID
3B36
ページ
908-913
発行日
2016年2月24日
発行所
発行人 一般社団法人 情報処理学会
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